つづくネコミミ。

TODOの隙間に書かれる日記

2022/05/06-10

  • 2022/05/06

若手アーティストが選ぶ平成ベストソングみたいなものを眺めていた。

自分は平成生まれなので、そのほとんどをリアルタイムで聞いていたけど、じゃあ楽器を始めたかとかはなくて、なんだか熱量がないなと思った。
クラスで居心地悪いとまではいわないが、皆がアイドルに夢中だった頃にサザンオールスターズに熱を上げていたのが、
中高になって坂本龍一とかエレクトロニカと呼ばれる音楽を聴くようになったというだけで、別になにか、なにか劇的な変化があったわけじゃなかった。
大体その頃からカラオケに行くのが嫌になってしまって、そもそもカラオケに入ってない曲しか歌えないんだから、となってしまって、
だから今でもカラオケは好きじゃないのだった。はっぴいえんどの「はいからはくち」とかさ、そんなん歌わないじゃん。

懐かしい曲を聞きながら私もばばあになっていくよな、と思う。
なつかしいって言うたびに歳をとる気がする。

フジファブリックの「若者のすべて」をbank bandがカバーしてたの、当時バイトしてた同僚が「冒涜」って言ってたの思い出すんだよな。
あとあの頃仲良かった友達が、ロッキン行くんだって楽しみにしてて、でもその年のロッキンに出なくて、それは当然亡くなったからなんだけど、
それをずっと思い出してしまう。

でもやっぱりさ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜サザンなんだよね…
原坊なんだよね…。ほんとにさ…。

エイリアンズ出て叫んじゃうよね…ほんとにね…好きだから…。
恋人に影響されて聴いた曲って多いけどキリンジってその最たるものだとおもうな…エイリアンズ、胸潰れそうになる…。

  • 2022/05/07

友達とランチを食べて、恋人と家でラーズーチーを食べた。檸檬堂の塩レモンサワー、5億点。こんなにうまい酒があっていいんだろうか。

  • 2022/05/08

母の日なので適当に花を買って帰ったが、この辺りの自分の親不孝さにかなり凹んだ。

  • 2022/05/09

自分は幸せになってはいけないのではないか、みたいな謎の気持ちがめちゃくちゃ湧き出てくる。
あんまり良くないと思う。

  • 2022/05/10

久しぶりにジムに行った。ていうか朝から体動かすのは気持ちいいんだけど、1日終わった感じになるのが良くないよね。
昼はセブンのとみ田にしよ…と思って楽しみに帰ったら最寄りになくて泣いてしまった。買ったけど食べてなかったベンガリーマトンカレーを温めて食べた。
こんなもんがレトルトで食べられる時代ってすごいな…。

推しているチームが勝った日は頑張ってニュースを見る(スポーツコーナーを見る)のだけど、ルッキズムについての話が出てきてしんどい気持ちになっている。
もうずっとトラウマみたいに思っている日があって、何を話したか全く思い出せないけど、あれはSNSのせいじゃないから別にこのテレビ番組で扱うものではないんだろうな。
美容整形の話も、なんというか、重苦しく思うことがある。別にすりゃいいじゃんと思ってしまう。
別に美容整形したければすればいいのだが、私はありのままの自分(?)を受け入れてほしくて、だから一重瞼のまま愛して欲しかったのだった。一重瞼でもかわいいって言われたかったし、似合うものが着たかった。今はそこまで苦しくないのでいいのだけど。

昔はもっと色々なものが苦しかった。才能がなくて、何者にもなれなくて。そういえば「まじめな会社員」をぞっとする気持ちでまあ読んでいるんだけど、親が進路に口出してきて、それを忘れているという描写がちょっとだけ刺さった。刺さるというか、まあこうしてブログをだらだら書く程度には。
私もいつか芸術系の大学に行ってみたかった。背伸びして「ハチミツとクローバー」を読んでいたから、なんとなく美大に行けば楽しいことが待っているのかもしれないと思っていた。
でも親に確か「才能がないからやめなさい」と言われて、こちらは一世一代の頼み事だったような気がしたが(デッサンとか通わないといけないと思っていた)、そこでなんとなく諦めてしまうようになったのだった。まあ確かに才能はなかったと思う。そういうのに賭けられるほどの熱意もなかったし。
それでもなお、そこで環境があればな、と思うことはある。まあ大学時代楽しかったからいいんだけど…。

高校1年生ぐらいの頃の日記を読むと才能が欲しい、そういう空気がある環境が欲しいみたいなことを書いている。私は最近いつでも「それは環境のせいだろ」と言うので、人間はそう簡単には変わらないという感じがする。それを選び取れる環境があったから今のあなた(わたし)がいるのでは、と思って生きている。

そういう側面にばかり目を向けると暗闇に一直線だな、と思う。思うんだけど、たまにみてしまうんだ。
そういうルッキズムや、漫画や、ふとした何かが呼水になって止まらなくなる。
もう二度と行きたくない思い出の中の飲み屋。可愛い女の子と比較され(たような気がし)てつらかったこと。透明人間みたいだった。あの日あの場に居合わせた人たちも環境が色々変わっているけど、会いたくないなと思う。絶対に会いたくない高校生の私。かわいそうに、そんなに絵を描いてても才能がないんだね。だから絵描かなくなったもんな…いや大学入ってから描いてたけど…、そういう絵じゃなかったもんね。わかるよ。だから意地になって推薦とったんだよな。わかるよ。かわいそうだ。

たまにそういうのに目を向けると今がまだマシでほっとする。あの頃よりは色々なものに苦しまなくなった。多分歳をとったのだと思う。体力もついた。機能性ディスペプシアにならない冬だった。