つづくネコミミ。

TODOの隙間に書かれる日記

20240103 箱根駅伝見た日記

 箱根駅伝を見に行った。去年は見に行かなかったと思うんだけど、どうしてなのか思い出せない。でも多分、寒いとか、コロナで人混みに行くのが嫌だったとか、そういう理由だと思う。とにかく久しぶりに日比谷のあたりに出て、箱根駅伝を沿道で見た。
 この時期は箱根駅伝を毎年見ていて、Twitterで実況をするのが常だった。実況するとタイムラインを埋めてしまうので、最近は誰もいないFacebookにスレを立てて、ひっそりとコメントを書き込むようにしている。ただ、今年は忙しかったのと、レースの決着が早々に着いてしまったように感じられて、あまり真剣に見ていなかった。何年か前に往路で創価が優勝した時、そして復路で駒澤が追い越した時などは嬉々として実況し続けていたのに。箱根駅伝を取り巻くメディアに対しても辟易としているのかもしれない。自分が。

 大昔の記憶になるけど、東海大のユニフォームがまだ鮮やかな水色で、佐藤悠基がいた頃のことをなんとなく覚えている。伊勢丹新宿店の第二駐車場は店舗から離れたところにあるので、送迎バスがぐるぐる巡回しているのだけど、そこの待ち合わせスペースで箱根駅伝が流れていた。何区を走っていて、どういうレースだったのかはわからない。でも佐藤悠基という名前が連呼されて、前の人を抜き去っていったような気がする。
 または、山の神と呼ばれた今井正人の記憶。山の神という俗称は、やっぱり「○秒までなら最後5区で逆転できる。なぜなら今井がいるから」というふうに、後ろにいる学校が逆転するためのキーマンの名前で、首位を独走するチームに与える俗称ではないと思ってしまう。野球で言うとクローザーのような。だから今井正人が写るたび、強い順天堂大を思い出してしまう。

 しかし久しぶりに見た駅伝ランナーたちは一瞬で目の前を走り抜けていった。過去を思い出して呆けている私の目の前を、今走っていった。