つづくネコミミ。

TODOの隙間に書かれる日記

20240220 スタンダード特集って一体誰にとっての?日記

 雑誌はいつも私のことを見てくれないんだけど、今日だらだら見ていたdマガジンで、あらためて「雑誌って別に私の憧れの延長線上にあるわけでもなさそうだな」と思った。ファッション誌を読んで、こんなに心ときめかなくなったのって一体いつからなんだろう?リアルを求めた層はSNSとかに行ったと知っているけど、じゃあ、残った、私みたいな人間ってどこに行けばいいんだろう。

 まああの、年中フランス特集やってるよね。という適当な印象しか持ってない雑誌を、dマガジンで立ち読みしただけでコメントするのも難だよなと思ったんだけど、やっぱり「スタンダード」って言われて、セリーヌとかザロウとかばかりだとこの雑誌を読む人と紹介される人ってすっごい断絶があるんだなと思ってみたりする。私が一生買えない価格帯のもので占められた「ベーシック」たち。キラキラしたものって私の手が届く範囲にはなくて、視界には一生入ってくる。
 この辺り、GINZAはちょっと上手くて、広告系のページは広告系のページ。で、それに関連した特集を昔は組んでくれていた気がする。昔は、だけど。GINZAって最近SWITCHかな…ananかな…みたいな特集と表紙なので、あまり読まなくなってしまった。中島敏子氏が編集していた頃が一番好きだった。

 スタンダードって一体なんだろう。考えてみる。
 私にとってのスタンダードは、無印良品のパンツでしょ(特にサニタリーは大変良かったんだけど、最近またリニューアルしたか廃盤になったかで、買えなくなってる)、Apple製品、ほぼ日手帳(悲しいかなやっぱり使いやすい)、HYKEのトレンチコートにMYKITAのメガネ、というところだろうか。スタンダード特集をやってみるのはいいかもしれない。

 最近本当に忙しくて。心を失くすと書いて忙しい、と言うけどやっぱり忙しいと全てが鈍色になり、やがて何も見えなくなる。ストレスがすごくて食べすぎたり飲みすぎたりして、具合を悪くしたりする。そうかと思えばいきなり「一発逆転」系のものが全て欲しくなって、要らないものをずっと眺めたりする。一発逆転というのは世の中には存在しないんだけど、追い詰められている時に見る夢なのかもしれない。

 そんなことをずっと考えている。